中国社会科学院は4日、2008年の経済青書「2008年中国経済形勢分析と予測」を発表した。青書は、今年の中国経済は著しい成長ペースを見せたが、第2四半期以降の経済成長は過熱傾向が明確となったと指摘。今年の国民総生産(GDP)の年間成長率は過去最高の11.6%前後に達すると予想した。来年の成長率については、マクロ調整によりやや減速の11%前後になるとの見通しを示した。
▽固定資産投資の伸び抑制を
ここ数年で社会全体における固定資産投資の伸びはやや鈍ったが、経済成長や消費の伸びと比べ、依然として急速に伸びており、最近は再び加速傾向を示している。予測によれば、今年も高い伸びを記録するとみられ、投資総額は13兆8千億元規模に達し、伸び率は21.6%前後になるとみられる。08年はやや伸びが鈍るが、伸び率は引き続き20%前後で推移する見通しだ。
注意すべきことは、既に長年にわたり投資の伸びがGDPの伸びをはるかに上回っているために、社会全体における固定資産投資のGDPに占める割合が高まり、08年には60%を超えるとみられることだ。投資の伸びを抑制することは依然としてマクロ調整の重要課題と言える。